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さん、


こんにちは。

さて、そうですね、色々な方に、「先生はどうしてこんな大変な事を始めたのですか?」と聞かれる事が多いです。

ので、私もよく考えてみました。

皆さんも多分「マナーとか教養って二の次」ですとか、なくても良いもの、と思っている、または、「今ではない、今度」と思っている方もいるかもしれません。けれども、「そうではなかった」と気づいた時の後悔は、時が経てば経つほど大きい、と言うことは、私自身が実体験しているから、「これは国際社会に、絶対に必要である」言える事です。

「なぜもっと早くやらなかったのか・・」必ずそう思います。

「マナー」などと聞いてしまうと、そんな物は知っていて当然だろうし、分からなければ、誰かの真似をしておけば良い、迷惑をかけなければ良い、注意されなければ良い、などかもしれません。確かに、そう言うイメージがありますから、この言葉は、本当に厄介なものだなと感じてます。

私が教えているのは、国際常識であり、日本では自然に身につける事は不可能、「やらぬよりやる」と言う事が求められる大陸で、その「やり方」を知らなければ、一体どうするのか、やらない事がマナーに違反しているとしたら?

実際そうなのですよね。

それに、マナーと言うのは、「育ちの良い人」だけができればできれば良いものなのか?
そうではないですよね?「マナー」のために「エチケット」は破らなければいけない時だってあります。(マナーとエチケットの違いはブログでご紹介しています)

こんな経験をしました。

これは、英語の使い方にも問題がありましたが、カナダからイギリスへ引っ越してまもない頃です。

一軒目の(ロンドンでは、6回引越ししました!)大屋敷のシェアハウス(ロンドンでは、社会人のシェアも当たり前です)のランドロード(大家さん)は、シュリランカ系のイギリス人(ロンドンには、沢山の国出身のイギリス人がいます。アクセントもそれぞれ)とてもフレンドリーな方でしたが、不快な程おしゃべりな方で、疲れてしまう事もありました。

また、その方には、中東系のお若いボーイフレンドもいらっしゃり、その方も頻繁に遊びにいらしていました。

ある日、ランドロードに、「あなたの服装は彼を惑わすからそれ着ないでちょうだい」と言われました。その頃、私には、自分の服装の何に問題があるのかが分からず、「そんなこと言われても、これは私の服装なので困ります」と言う対応になりましたが、確かに、文化としては余り華やかな服装は好ましくなかったのでしょう。

そしてある日、ランドロードが電話で大声で話しながら、何か騒いでいらっしゃった時、余りに大きな声で勉強に差し支え、"Excuse me, could you lower your voice? I can't study." と、カナダ英語でだけ、放ってしまいました。

すると、物凄い剣幕で怒り出してしまい、大変な騒ぎへとなってしまいました。正直、とても怖かったのですが、こんな事は普通に起こるのが、留学や移住生活です。日本では考えられない事がいつでも起きるものです。

この時は、自分が何が悪かったのか、全く理解ができませんでした。けれども、今になっては思います。

いくらイライラしたといえ、ものの言い方も良くなかったので。ああ言う時には、電話中だったのだし、"I'm sorry to interrupt you, but could you be so kind as to turn down your voice a little bit if possible as I must do my homework now, and it has been a little bit of a destruction for me to focus on studying ? I am truly sorry to ask you this as I can see that you are in trouble.  If you needed my hands, I would be more than happy to help you, so please let me know if you need anything."くらいは、言わなければいけませんでした。

実は英語では、いくら「could」を使っていても、このシチュエーションでは、最初の言い方だけでは、全く丁寧とはされません。むしろ、失礼です。まだ、カナダのカジュアルな英語のノリであった私は、それを知らなかったのです。イギリス英語にも、まだ慣れてしまいませんでしたし。

こう言った事が頻繁に起こり、私は、自分だけが悪くないとはいえ、とても幸せとはいえない、大変な日々を数ヶ月過ごしました。「カナダと異なり、随分と大変な国だなあ・・」

勿論、そんな事も全て勉強として吸収していったのですが。

付き合う人が変われば、その様な事が起きる事は無くなりましたが、「どう振舞ったら良いか分からない」と言う場面は多くありました。それは、イギリスジョークが飛び交っていて分からない時、パブでの語らぬ常識、当たり前に交わされる国際行政の話、政治的なダークな話での反応、日本の事を聞かれた時に返す言葉・・

けれども、問題は、本当に小さな事でした。

その「小さな事」を知らなかった。

それだけなんです。

私がもし、この学びに、イギリスへ行く、いえ、カナダへいくもっと前に知っていたら、私の生活は、当時、もっともっと楽で楽しく、人脈も今以上に広がり、良い出会いに恵まれた事でしょう。

「小さな事」

それだけです。

さて、留学も移住もしないから、関係ないだろう、とも思われるかもしれませんが、、、、

今度は、帰国してからのショックな出来事の方が重要だと考えたのが、このスクールの立ち上げに繋がりました。
日本に帰国をした時、他国への移住経験者が誰でも体験する、驚くべき、大きな大きな大きな、

カナダでもイギリスでも体験しなかった「カルチャーショック」を、なんと日本で受ける事になるんです。

そのお話は、また今度。

今日も、美しい日をお過ごしください。


ICPA学院長
村田 セシリア 真理

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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